中国はフィンランドにとって5番目の貿易相手国、4番目の輸入国、6番目の輸出先。14年連続で、フィンランドにとってアジア最大の貿易相手国となっている。フィンランドの税関当局によると、両国の2016年の貿易額は前年比3.3%増の67億1800万ユーロに達した。うちフィンランドの対中輸出は5%増の26億6900万ユーロで、フィンランドの輸出総額の5.2%を占める。フィンランドの中国からの輸入額は1%増の40億4900万ユーロで、輸入総額の7.4%を占める。フィンランドの2016年の対中投資プロジェクトは128.6%増の32件で、実行ベース導入額は375%増の2億5804万ドル。
フィンランドは革新で国を興している。中国は革新駆動型発展戦略を実施中で、大衆創業・万衆革新の推進を掘り下げている。両国の技術革新分野の協力には、高い将来性がある。両国は2015年に北京市で「Slush中国国際革新・創業大会」を共催した。中関村管理委員会はフィンランド貿易協会と協定に署名し、規模にして約3000−4000万ユーロの中国・フィンランド革新基金を創設した。
両国は現在、未来志向の新型協力パートナーシップを推進・構築する両国首脳の重要コンセンサスの履行に取り組んでおり、両国関係は新たな発展のチャンスを迎えている。双方は今後、中国の第13次五カ年計画、フィンランドの「2025年ビジョン」を結びつける。両国関係に時代的特色と戦略的中身を持たせ、実務的な協力の成果により両国民に着実に利益をもたらす。