2015年12月24日、「華龍1号」の模範ユニットである広西省防城港原発2期工事が始まった。同プロジェクトは、ブラッドウェル原子力発電所Bプロジェクトの参考となる発電所であり、中国の先進的原発技術が世界のハイレベル市場に進出する礎となるものである。
同プロジェクトが始まる2日前、タイ国家電力の子会社であるRATCHが、広西省南寧市で中国側と「省防城港原発2期工事合資契約」に正式調印した。両社が出資することで、同プロジェクトの共同開発、建設、運営を共同で行うものである。
それ以外にも、ケニアやインドネシア、南アフリカ、トルコ、カザフスタンなどの国が、「華龍1号」に強い関心を寄せる。中広核は現在、海外20カ国の企業・政府窓口と原発協力の協議や覚書に調印している。
イギリスの包括的設計審査は、現状世界で最も厳しい原発技術審査である。今年1月、イギリスは正式に「華龍1号」に対して同審査を行うことを許可した。許可されたことだけで「華龍1号」の優秀さを世界に知らしめることになった。もし「華龍1号」が5年以内にこの審査を通れば、疑いなく「世界第一級のライセンス」を手にしたことになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月6日