中国で高速鉄道に乗るとは、どのような体験なのだろうか。この話題はこのほど、米SNSでホットな話題になっている。中国の高速鉄道は各国のネットユーザーから称賛されており、多くの外国人の中国製造(メイド・イン・チャイナ)への認識を覆した。SNSメディアの他に、英タイムズ紙、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙などの主流メディアも、高速鉄道やスマホなどの中国ブランドを肯定的に捉えている。
安かろう悪かろうのイメージを打破
BBCの記者はドキュメンタリー「中国の創造」を撮影するため中国を訪れ、中国製のロボットや自動運転車などの製品を体験した。記者は「中国はすでに他国の革新的な製品を大量生産することしかできない国ではなくなった。中国製造は中国の創造にモデルチェンジ中だ」と感嘆を漏らした。
中国ブランドの世界的な知名度が上がっている。マッキンゼー・アンド・カンパニーの研究報告書によると、品質と価格が同等であれば、消費者の62%が中国ブランドを好むことが分かった。人数は5年前より50%以上も増えている。別の韓国人消費者を対象とする調査によると、回答者の75%が中国製のデジタル製品もしくは家電を購入したことがあるとした。これらのユーザーのうち85%が、中国製品を再び購入したいと回答した。
今や「中国製造」はスマート製造へモデルチェンジする時代を迎えている。中国の電子製品、建材、紡績品、自動車などの輸出拡大に伴い、中国ブランドのイメージも徐々に向上している。海外メディアも近年、中国ブランドの変化に注目している。
米フォーブス誌(電子版)によると、中国で販売されるスマホの約7割が、ノキア、サムスン、アップルという海外3大ブランド製だった。中国の電子製品のほとんどが当時、安い偽造品とみなされ、国内外の市場で認められていなかった。しかし今や5年もたたないうちに、状況に変化が生じている。中国での販売トップ10のスマホのうち、8機種が中国ブランドだ。
ローエンド製造からハイエンド創造へ