驚異的な購買力を誇った中国人も、今や「ケチ」に=独メディア

驚異的な購買力を誇った中国人も、今や「ケチ」に=独メディア。

タグ: 中国人 購買力

発信時間: 2017-04-13 10:41:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ドイツメディアは10日「減りゆく即席麺とビール、中国人消費者がケチに」と題した記事を掲載した。要旨は下記の通り。

中国経済の見通しは良好だが、かつて驚異的な購買力を誇った中国人消費者は「細かい計算」をするようになった。これを受け多くの経営者が、発展方針の見直しを始めている。

中国2位のビール企業の青島ビール社が発表した最新の報告書によると、利益が過去20年間で最大の下げ幅を記録した。理由は「競争の激化、需要の疲弊」だ。即席麺大手の康師傅の利益は3分の1減少。中国市場調査グループのアナリストは「食品、衣料品、映画の消費で、中国人はよりうるさくなり、コストパフォーマンスを気にするようになった。依然として高い成長性を秘めているが、関連市場の競争もより激化し、大手ブランドも経営難に陥っている。競争に勝つため、企業は革新に取り組み、十分に資金を蓄えておく必要がある」と指摘した。

しかし中国人消費者が財布の紐を緩めたがる分野もある。スポーツウェアが特にそうだ。李寧や安踏などのスポーツ用品企業は、販売量が大幅に増加することを確信している。これは中国スポーツ市場が成長中で、消費者が健康をより重視するようになるからだ。最新データによると、経済成長と市場の販売は今年の第1四半期、幸先の良いスタートを切った。しかし「ケチ」になる中国人消費者を引きつけるため、多くの経営者が頭を悩ませることになるだろう。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月13日

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