香港紙『南華早報』4月10日付けで、「香港上海銀行(HSBC)の銀行家の話を引用し、『一帯一路」構想の進展による中国の沿線国に対するインフラ投資と貿易の拡大が関連地域の貧しい国に恩恵をもたらす、バングラデシュもその一つである」と報じた。
この南アジアの国は中国の「一帯一路」の提唱が自らの電力不足問題の解決と製造業の拡大に助けとなるものとして期待している。
バングラデシュは人口1億5600万人、一人あたりのGDPは1500ドルに過ぎない国である。バングラデシュは中国の「一帯一路」構想がもたらす発展のチャンスにより、自国が貧困から脱出することを希望している。
香港上海銀行(HSBC)の副総裁・バングラデシュ商業銀行の業務主管のマハブボ・ラマン氏は、「中国のバングラデシュへのインフラ投資はバングラデシュが安い労働コストを利用して更に多くの付加価値をつけた輸出製品を製造することの助けとなる」と述べている。