海外メディアは、中国中央銀行の最新データを示しながら、3月の準備高が小幅増となり、2カ月連続で増加したと報じている。 米紙「ウォールストリートジャーナル」ウェブサイトは4月7日、これは中国が資本規制を強化し、為替政策を引き締め、経済が継続して上向き、ドル安に転じていることから、資本流出防止政策が持続的に効果を発揮していると分析している。
中国中央銀行が7日に発表したデータによると、中国の3月末の外貨準備高は3兆91億ドル。前月同期比で39.64億ドルの増加だった。 これは2カ月連続の増加である。2月の外貨準備高は前月比69.2億ドル増で、増加に転じたのは2016年6月ぶりだった。当時、中国国家外為管理局は、資産価値が高く評価されたからだと論評した。というもの2月は非ドル通貨が対ドルで全体的に値下がりしたが、米国債価格では値上がりしたからである。ちなみに2015年12月に、外貨準備高が1079億ドル減となったことがある。これは単月では史上最大の減少幅だ。
報道によると、今回の外貨準備高の持続的な増加は、ドル指数が下落するなかで非ドル通貨が高くなっていることと、人民元の為替レートが安定していることが関係しているとする。