報道によると、人民元を支える他の要素として、中国の第1四半期経済と外為データの堅調な結果、そして日に日に厳しくなる外貨規制措置が挙げられる。 中国メディアは国家外為管理局の担当者の話として、3月31日までの中国の外貨準備高は3兆91億元で、2月末と比較して40億元と、0.1%の小幅増となったと報じる。これは2カ月連続の増加である。
同担当者は、3月の国際金融市場の変動は全体的に安定しており、中国大陸の越境資金流動も、流出入や波があるものの、バランスのとれた健康的な状況を維持している。また、資本価格の変動が激しくなく、外貨準備が投資する通貨と資産の間に相殺分散効果が生まれていることから、中国の外貨準備高の規模は基本的に安定していると分析する。 同担当者は、今年第1四半期の中国の外貨準備高は14億ドル減少するが、その前の2四半期と比べ減少幅が明らかに縮小しているとした上で、これは中国の経済が安定している上に、資本流出圧力が全体的に緩和されていることで、外貨準備高の変動が安定に向かっていることを示すものだと指摘する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月13日