中国広核集団の賀禹・董事長は、中国が自主研究・開発した第三世代原子力発電技術「華龍一号」がすでに英国に輸出されたと紹介。海上小型原子炉の建設を開始し、陸上小型原子炉の研究開発も進めている上、第四世代とその他先端原子力発電技術についても積極的に配置していることを明らかにした。
賀禹・董事長は、「原子力発電所のデジタル計装制御システムは原子力発電所の中枢神経にあたる。そのデジタル分散制御システムは世界でわずか4カ国しか生産できず、中国はそのなかの一国だ」と指摘。「この自主イノベーション成果と配置は、中国の原子力発電の発展基盤となり、中国の原子力発電が世界に誇る技術アドバンテージだ」としている。
環境保護部・国家原子力安全局の責任者によると、国際原子力機関は2016年8-9月、中国の原子力・放射能安全監督管理総合評価を行った後、中国が有効な原子力安全計画を発表し、原子力と放射能安全監督管理部門への人的、経済的な資源投入を強化しており、原子力と放射能安全監督管理が世界と連動し、監督管理業務が信頼性を持っているとの見解を示した。