建設中の華龍一号モデルプロジェクト・防城港原子力発電第2期
遼寧省大連市の紅沿河原子力発電所5号機は先ごろ、ドーム型天井のクレーンつり上げ工事が終わり、東北最大のエネルギープロジェクト2期の設備取り付けが始まった。紅沿河原子力発電所は「第11次5カ年計画(十一五、2006-2010年)」期間の最初に承認された原子力発電プロジェクトで、東北初の原子力発電所でもある。
電力需要の急増に伴い、新エネルギーの一種として原子力発電は、中国が今後の電力建設で優先的に発展させる見通しだ。国務院は先ごろ≪原子力安全と放射能汚染予防「第13次5カ年計画(十三五、2016-2020年)」及び2025年までの長期目標≫を承認し、安全レベルを持続的に引き上げ、原子力エネルギー技術応用事業の安全で効率的な発展を後押しする構え。今後、中国原子力産業の生産高が1兆元規模に上る可能性がある。同産業は実体経済を支え、社会に大きな利益をもたらすと見られる。
中国は原子力エネルギーと技術利用の大国で、運営する原子力発電機は36基、建設中は世界トップの20基に上る。