(3)輸出の寄与率がマイナスからプラスに好転
第1四半期貨物貿易の収支は4500億元を超える黒字となったが、前年同期と比べて35.5%減少した。「減少したにもかかわらずプラスに寄与とはどういうことか、疑問に思う向きもあるかもしれない」。毛盛勇・報道官は、GDPの算出にあたり、これらの数値に調整を加え、不変価格を考慮する必要があると指摘。すなわち、輸出と輸入価格の要因を除外する必要があるとしている。貿易黒字の35.5%減少は時価計算だ。第1四半期の輸出の価格指数は5.4%、輸入の価格指数は14.4%。これらの価格要因を除外したうえで、サービス貿易の要素を考え合わせれば、貨物・サービス貿易全体の貿易黒字は昨年と比べて増加したことになる。当期の貨物・サービス貿易の純輸出額の経済成長への寄与率は4.2%、前年同期はマイナス11.5%だったため、輸出の寄与率がマイナスからプラスに転じたことになると説明した。上述の3つの主因が第1四半期の経済成長加速を支え、回復を後押ししたと言える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月18日