天合光能の董事長を務める高紀凡氏は『経済日報』の記者に対し、ベトナムが東南アジア地域の新興経済国の一つとしてここ数年にわたり比較的高い成長率を保ち、外資企業のベトナム投資が年々増えている上、労働人口の若年化が進み、生産・製造、対中貿易などで非常に大きなアドバンテージを有しているとの見方を示した。バクザン省については、「一帯一路」建設と「両廊一圏」計画が交差する核となる地域のため、おのずと海外進出を図る中国企業が最初に選択する行き先になると説明。天合光能がベトナムで太陽電池モジュール工場の操業を開始したことは、同社のグローバル化に伴う海外進出の有益な試みと経験蓄積になるだけでなく、ベトナムに対する先進製造技術の導入や就業機会の創出につながり、現地経済の発展に貢献すると話した。
バクザン省は、太陽光発電産業を経済の目玉に位置付けて全国へ普及させる方針だ。同省人民委員会のグエン・バン・リン主席は、同省が優れた地理的な位置と優遇政策をベースに中国・ベトナム経済貿易協力の最先端を走っており、さらに多くの優良な中国企業が投資し、先進的な技術と経験をベトナムとバクザン省にもたらすことを望むと述べた。