彼によると、中国では北京でも他の都市でも、たいてい自転車を置けるという。さらに「摩拝単車のタイヤはチューブレスのノンパンク仕様。かつ専門の作業員が手入れをしているので極めて安全」と話す。こうしたサービスは中国だけで可能で、他の国では決して見ることができないとしている。 内田さんは2009年に中国に来たばかりの時の状況を次のように振り返る「私が自転車に関心があると言ったら、今は自動車の時代だとみんなからバカにされた」と。現在北京の交通状況は決して良いとはいえない。地下鉄は込み合っているし、タクシーも拾えない、安心できるのは自転車しない、と内田さん。
「これまでセブン-イレブンの仕事は日本のモデルを中国に持ち込むことだった。これはある程度できた。しかし中国は模倣社会ではなく、オリジナル社会である。このためセブン-イレブンは消費者の安全面でのニーズを考え、イノベーションを考える必要がある」。
最後に内田さんは「当社での現金決済比率はわずかに30%で、その他はすべてオンライン決済である。世界で初めてキャッシュレス社会となるのは中国だろう。中国では高級財布は売れない」と中国のスマホ決済を評価した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月25日