「我々は2018年にBEV(純電気自動車)を発表する予定だ。これはグローバルタイプではなく、中国専用のBEVになる」と水野氏は言う。この新車はホンダ合資企業の研究開発部門と研究開発機能を持つ企業との共同開発で、発売されればホンダの新エネルギー積分法問題の解決に利するものとなる。
各国の排ガス基準の要求が日増しに厳しくになるにしたがい、新エネルギー車も市場シェアを拡大しつつある。これに対し、ホンダも今後の発展プランを立てている。ホンダの八郷隆弘社長は、「世界市場での電動化は、我々が予想した以上の速さで進んでいる。そのためホンダも事業の方向性の転換を図り、電動化の発展を加速させている。ホンダは2030年前後に世界販売台数の3分の2をハイブリッド、プラグインハイブリッド、ゼロエミッションにする予定だ」と述べる。