ある米自動車アナリストは「グルーバル戦略を掲げる自動車メーカーにとって、中国市場は最重要である。現在もそして将来も世界最大市場である続けるからだ」との見方を示した。中国の2016年の自動車販売台数は2800万台と、過去最高ながらも1750万台の販売台数のアメリカ市場と比べてもその差は歴然という。
過去10年間、高級車メーカーは中国人の好みに合わせて、後部座席の広いSUV車の生産ラインを強化してきた。中国人の好む車種はスポーツカーからSUV車に変化。その売り上げも急増している。しかし環境面から考えると、中国では電気自動車がマーケット拡大の原動力になりつつある。2018年までに、中国で生産される新エネ自動車の販売数量の伸びは8%に達すると見られている(2016年政府報告)。