アップルのiPhone販売が減少 現金保有額は敵なし

アップルのiPhone販売が減少 現金保有額は敵なし。

タグ: アップル,現金保有額,利益

発信時間: 2017-05-05 13:56:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

現金保有額がイギリスとカナダの外貨準備高の合計を上回るアップルが財務報告を発表した、米CNNの3日の報道によると、アップルの2017年第2四半期のiPhone販売台数は減少したが、利益は大幅に増加し、現金保有額は2568億ドルに達した。

携帯電話の販売は「失望」的な結果

アップルの発表によると、4月1日を末日とする2017年度第2四半期の売上高は528億9600万ドルで前年同期比5%増、純利益は110億2900万ドルで5%増だった。しかし、iPhone販売台数は予想平均値の5227万台を下回り、5076万台で1%減少。iPad販売台数は890万台で13%減少し、Macだけが4%増加し420万台となった。

ヤフー・ファイナンスは、「アップルのiPhone売り上げは失望させるものだった」と伝えた。これについて、アップルのルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)は、「携帯電話販売台数の計算における特殊性を考慮すれば、販売減少はそれほど深刻なものではない」とした。ティム・クック最高経営責任者(CEO)は、「販売停滞は顧客が今年発売の新商品を待っているためで、年度で見れば同社の携帯電話販売台数は前年比で増加している」と話した。

ロイター通信は、アップルの大中華圏における売上高は14.1%減少し、同地域の格安モデルを販売するライバルが市場を蚕食していることが原因だと伝えた。アップルは近年、市場シェアを華為(ファーウェイ)やOPPOなどの中国ブランドに占領され、サムスンの圧力も受けている。サムスンは4月にGalaxy S8を発表。アナリストは、同機種のディスプレイと外観はPhoneより優れていると評価した。調査会社のIDCの報告によると、世界のスマートフォン市場におけるiPhoneのシェアは今年1~3月に前年同期の15.4%から14.9%に低下した。華為は8.4%から9.8%に上昇、OPPOは5.8%から7.4%に上昇している。

アップルはこれらの金を米国に持って帰るのか

財務報告によると、Apple Pay、iCloud、App storeはアップルの利益増の原動力であり、計70億4000万ドルの利益でiPhone販売台数減少による損失を補った。うち、App storeの売上高は前年比40%増、アプリ開発者は26%増加。アップルによると、決済サービスのApple Payは15の国・地域でリリースされており、iPhone 7の販売台数が減少する中で決済量は過去12カ月で450%増加した。iWatchやワイヤレスイヤホンAirPodsなどのウェアラブルデバイスは50億ドルの利益をもたらした。

ブルームバーグはマエストリCFOの言葉を引用し、アップルの海外での現金保有額は4月初めに2400億ドルに達したと伝えた。CNNは、「減税案が国会で可決されれば、アップルは海外の現金をすぐに米国に持ち帰るだろう」と伝えた。アップルは現金で多くの従業員の雇用、多くの工場の建設、株式の買収や買い戻し、配当金引き上げなどができる。しかしマエストリCFOは、「アップルがこれらの現金を米国に持って帰るのはまだ早い」と話している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年5月5日

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