新シルクロードを走る中欧班列は、「中国の夢」を載せて来て、「世界の夢」を託されて進み、電光石火の速さで共同議論・共同建設・共有の中国・欧州黄金時代へと向かって走っている。
新たなチャンス--大陸を跨いだ握手
中国と欧州はそれぞれ「一帯一路」の両端に位置する。しかし、もともと千山万水が隔てていたわけではなく、疾走する中欧班列は中国と欧州の大陸を跨る握手を実現した。
「2016年の中欧班列の運行本数は往復1700本余りに上り、総走行距離は1700万kmを超えた。これは地球424周分に当たる」。ポーランドのワルシャワに本部を置く鉄道国際協力機構(OSJD)委員会・副主席の董建民氏は「コンテナ輸送列車の全長が900kmに達すれば、北京と南京の間の距離に相当する」と話した。
これまでに、中国が今日のように世界へ両手を差し出したことは無く、世界が中国に注目したこともない。中国の習近平国家主席が2013年に「一帯一路」構想を打ち出して以降、中欧班列は中国と欧州の経済・貿易の往来を促進する新たなエンジンとなっている。
「中国と欧州の経済・貿易交流は黄金時代を迎えた」。2016年6月に統一ブランドの中欧班列が初めてワルシャワに到着した際のセレモニーで、習近平国家主席とポーランドのドゥダ大統領が一緒にポーランド産リンゴを味わう光景は、今でも在ポーランド中国大使の徐堅氏の記憶に新しい。「構想から花が開くまで、‘一帯一路’建設は欧州で盛んに進められている」。