ラテンアメリカ地域は水力発電、風力発電、太陽エネルギーなどのクリーンエネルギー資源が豊富で、ここ数年にわたり、中国の有力企業が発電所の建設に参加している。中国水利水電第八工程局有限公司が請け負うエクアドルのミナス水力発電所プロジェクトは、2012年3月に着工し、2017年12月の発電開始を目指している。同発電所はエネルギー構造の調整促進や現地経済の発展に重要な意義を持つ。写真は、ミナス水力発電所のダムの様子。
中国国家電力投資集団公司(国家電投)は、少し前にチリのチャカイエス水力発電所の株式27.3%を取得したのに続き、最近さらにオーストラリアの再生可能エネルギー企業、パシフィック・ハイドロがブラジルに持つ資産を買収した。ブラジル・グローバル・ネットは、パシフィック・ハイドロがブラジル、チリ、オーストラリアに計19カ所の水力発電所と風力発電所を有するラテンアメリカで最も重要な再生可能エネルギー企業と紹介し、今回の買収は、中国企業がラテンアメリカでエネルギー産業の投資配置を継続的に進めていることを示したと伝えている。