ブラジル国家経済社会開発銀行インフラ・エネルギー部門の主任を務めるカラ・ブリマベーラ氏は記者の取材に対し、「ラテンアメリカ地域は、古いインフラや高い電力利用コストなどを含め、エネルギーの試練に直面している。人口の増加と経済構造の調整に伴い、ラテンアメリカ地域の電力需要は2030年までに2倍に拡大する見通しだ。我々は新エネルギーに目を向け、門戸を開いて外国の資本と技術を導入する必要がある。この点で中国と我々はすでに強固な協力基盤を築いており、中国はブラジル、さらにはラテンアメリカ全体の親密な協力パートナーだ」と話した。
中国のエネルギー企業による後押しのもと、近年はラテンアメリカ各国が相次いで再生可能エネルギーの開発を加速している。ブリマベーラ氏は中国企業について、クリーンエネルギー建設の技術が高く、コストが低く、サイクルが短いと評価。また、企業の設備生産と付帯能力が強く、建設と管理の経験も豊富などの優位性を持っているとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月8日