(3)「一帯一路」建設はどのような試練に直面しているか?
「一帯一路」イニシアチブは提起されてから3年、国際社会から幅広い反響を呼び、実り多い成果を上げてきた。これまでの歴史的偉業と同様に、「一帯一路」建設は必然的に多くの困難と試練に直面することになる。それは「張騫の西域遠征」や「鄭和の西洋下り」に比べ、遥かに困難な道となる。
地縁政治をめぐる不透明要因により、沿線国の政局が不安定なため、政策の変動性が高い。経済の発展レベルが不均衡で、市場開放の難易度が高い。政治体制が大きく異なり、民族や宗教間の矛盾が複雑に絡む。言語や文化が多様で、認識のズレが大きい。一部の国からは中国と「一帯一路」構想に対する懸念や誤解の声が上がり、「中国脅威論」、「中国環境脅威論」、「中国エネルギー脅威論」といった敵対的な意識まで持たれている――。これらのリスクと試練は全て、中国と「一帯一路」建設に参画する全ての国が共に向き合い、克服すべきものだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月10日