中国語が「鉄の食い扶持」に、中国文化の人気が高まる
「私の一帯一路」世界中国語スピーチコンテストで一等賞を獲得した選手(前列)の授賞式が、5日行われた。
カザフスタンの総人口は1700万人だが、中国語を学習するため中国に留学する人は1万人以上に達する。ロシアの多くの保護者は、中国語のマスターは「鉄の食い扶持」を手にするようなものと考えている。インドネシア、タイ、マレーシア、シンガポールなどの東南アジア諸国では、多くの人が中国と関連する職についている。
中国と「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)沿線諸国との協力が深まり、「中国語ブーム」が親しみやすい現象になっている。各国の人々が自ら「ニーハオ」と言い、中国人への友好を示している。
「中国語ブーム」に伴い、中国の映像作品が海外進出している。一帯一路のけん引を受け、中国の映像作品が中国文化を象徴する名刺となっている。
カザフスタンの若手歌手Dimashが先月、湖南衛視のテレビ番組「歌手」で、意外にも決勝進出を果たした。15日夜にはカザフスタン国営テレビ局「カバール」が、湖南衛視と同時に決勝戦を放送した。カザフスタンのネットユーザーは「中国の音楽は魅力的だ。私たちはDimashを通じ、中国の芸術に触れる機会を手にした」とコメントした。
テレビドラマ「全家福」と「神医喜来楽伝奇」が昨年9月、中央アジア市場に進出した。カザフスタン国営テレビの衛星チャンネルで放送され、中央アジアと東欧を網羅した。「1カラットの夢」「婆婆来了」、アニメ作品「渴望藍天」「ピンポン旋風」などの作品も欧米・アジア・アフリカの18カ国・地域に輸出される。
映画「捉妖記」で声優を担当したタンザニアの俳優は、中国の映像作品の大ファンだ。「中国のテレビドラマの、含みのある感情表現が好きだ。これは中国人が自国の文化を大切にしているからだ。中国の文化をタンザニア、その他のアフリカ諸国に届けることができて喜んでいる」
一帯一路の推進に伴い、中国ブランドの海外進出も加速している。一帯一路の建設において、中国ブランドは品質・実力・信頼により、世界の舞台で輝きを放っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年5月11日