シルクロードは2000年以上前、中国の茶葉、絹、磁器の美しい名を残した。今や「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)という提案を受け、一部の中国ブランドが海外進出し、沿線諸国と共同発展している。中国の基準・技術・革新により難題を次々と解消し、「中国製造」「中国智造」が称賛を浴びている。
インフラ整備、中国が相互連結に協力
アルジェリアの南北高速道路の建設現場で19日、建機が橋の架設工事を行った。
中国交通建設集団公司は一帯一路沿線で、1万320キロの道路、152の橋、95の深喫水バース、10の空港を整備した。「中車製」は世界102カ国・地域に及び、鉄道を保有する国の83%が中国中車の製品を使用している。中国石油天然気集団公司の一帯一路諸国における油ガス生産量は昨年6000万トン弱に達し、海外全体の8割を占めた。これらの成績表は、中国インフラ企業の一帯一路建設への参与の深まりを最も良く説明している。
中国企業は一帯一路の建設において、ほぼ必ず「難関」を突破することになる。中国鉄建股フン有限公司は2009年、メッカのライトレールプロジェクトを受注した。世界で設計上の輸送能力が最大、最も複雑な運営モデル、最も過酷な気象条件、建設期間が最短という4つの世界的な難題を解消した。スーダンの37エリアは、「絶望的」な開発エリアとされていた。中国石油天然気集団公司は長年に渡り蓄積してきた開発の理論により、埋蔵量5億トンの油田を発見した。中国建築股フン有限公司はアルジェリアの道路整備で、距離が最長で体積が最大のトンネル、高さが最高の橋脚台を建設した。
一帯一路沿線国の一部では、1本目のライトレール、1本目の電車線路、1本目の高速道路などが、いずれも中国企業によって建設されている。中国交建、中国鉄建、中国港湾、中国路橋、振華重工などの象徴的なブランドが、その実力によって国際市場から高い知名度を手にしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年5月11日