中国の習近平国家主席は14日、「一帯一路」国際協力サミットフォーラムに出席し、「共に手を取り合い『一帯一路』建設を推進」と題した基調演説を行った。演説では、平和・協力、開放・包摂、相互学習・相互参考、互恵・ウィンウィンを核心とするシルクロード精神の堅持を強調し、「一帯一路」の「平和の道、繁栄の道、開放の道、革新の道、文明の道」を建設することを提起した。
習主席の演説は国際社会で大きな反響を呼び、中国の理念に賛同の声が寄せられた。国際社会は手を取り合って発展し、共に豊かな未来を切り拓こうとしている。
◆「一帯一路」は歴史の潮流に合致
「習主席の演説は世界にプラスになるという立場にたち、今の現実を出発点としている。歴史的な経験を総括して汲み取り、全ての国と人々の共同的発展の明るい未来に向けて科学的で現実的なロードマップを描き出しており、その影響は今世紀末まで及ぶ見通しだ」。英48グループ・クラブのBennett副議長が新華社の取材で語った。
イタリアの著名エコノミストValori氏は習主席の演説について、「『一帯一路』イニシアチブは平和的発展を追求する実務協力のモデルだ。低迷する世界経済に新たな解決の方策を示すだけでなく、世界の平和と発展、繁栄に新たな道筋を示す」との見方を示した。
タイ元副総理で、タイ中国友好協会のDabbaransi会長は、習主席の演説について「『一帯』は平和の絆、『一路』は繁栄に続く道」を世界に示すものだと指摘する。「一帯一路」構想は、全ての国々を招き入れ「繁栄に続く道」へ共に踏み出し、「平和の絆」をつなぎ合わせて共同的繁栄の実現を目指すものだとしている。