「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)国際協力サミットフォーラムの順調な開催による楽観的な雰囲気に包まれ、中華能源基金委員会は17日、中東諸国の大使、元駐中東中国大使、中米の学者を招き、中東の再建に関する意見と提案を求めた。
出席者は、中東の繁栄と安定は、中国の一帯一路の成功に重大な影響を及ぼすと判断した。同地域は現在、戦争、民族の対立、貧困によって蹂躙されており、一帯一路と関連地域の連結を困難にしている。戦乱が沈静化すれば、中東は急ピッチで再建に取り組むことになる。特に全国的なインフラ市場は大規模であり、中国との協力には極めて高い将来性がある。専門家らは、一帯一路が大反響を呼んだ波に乗り、準備に早期着手するよう提案した。
中華能源基金委員会の何志平秘書長は発言の中で、中東のテロリズムなどの深刻な問題に関しては、現地の社会的・経済的条件の徹底的な改善と、現地の若者を経済発展に呼び込むことにより解消しなければならないと指摘した。中国の一帯一路は、この問題を解消する良き方法だ。一帯一路の枠組み内の大規模なインフラ整備は、現地に多くの雇用機会をもたらす。経済の活力を刺激し、貧困による社会の混乱を弱め、恒久の平和と安定をもたらす。駐中国イラク大使、駐中国イスラエル大使、中華能源基金委員会と中東再建を共に提案する米グローバル安全保障分析研究所(IAGS)のルフト所長も発言の中で、中国が提案する一帯一路を評価し、これを中東のインフラ再建と結びつけ、地域発展を加速させることを支持した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年5月22日