湖北省武漢市に拠点を置く中国の国有インフラ建設大手、中国葛洲ハ集団股フェン有限公司(600068)がイラン西部ロレスターン州に建設した大型水力発電だダムが25日、連系(発電)を開始した。
同日の記念式典には、両国の政府関係者や業界トップら300人以上が出席して行われた。イランのチートチヤーン・エネルギー相はこの席で挨拶し、同発電ダムには中国の水力発電企業の先進的な設計と施工水準が集約されていると高く評価した。
建設工事は当初の計画より4カ月前倒しで完了した。発電量は年10億キロワット時と、設備容量ベースではイランの水力発電全体の4%を占めるほか、稼働開始により二酸化炭素の排出量を年62.6万トン削減できる。
これにより、現地の電力不足の緩和、石炭資源の節約、電力供給の質の向上、環境汚染対策、地元住民の生活改善に繋がると期待される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月31日