新規定のもと、上場企業の大株主や幹部は短期間での自社株売却が難しくなるため、却って上場企業の成長に力を入れるようになり、上場企業全体の質の向上にプラスになるとみられる。
深センを拠点とするベンチャーキャピタル、松禾資本管理有限公司の共同創業者、厳偉氏は、「長期投資とバリュー投資こそがベンチャーキャピタルの本質だ」と語る。
同じく共同創業者の靳海涛氏は、「証監会は、ベンチャーキャピタルの投資した企業の上場前の投資期限と上場後のロックアップ期間が逆に連動する仕組みを構築するよう求めているが、これは業界に早期の投資に注力させるとともに、「大衆創業・万衆創新」(大衆による起業、万人によるイノベーション)を効果的に支援することにつながる」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月31日