BRICS再び飛躍 中国とロシアの発展が加速、ブラジル・インドは泥沼から脱却

BRICS再び飛躍 中国とロシアの発展が加速、ブラジル・インドは泥沼から脱却。

タグ:中国経済

発信時間:2017-06-01 17:00:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

経済危機がもたらした数年にわたる停滞と動揺の後、BRICSの中国、ロシア、インド、ブラジルという四大新興国は、活力回復の道を歩んだ。

スペイン紙『対外経済』季刊2017年春季号が発表した≪新興経済体が再び飛躍:BRICSの回帰≫というタイトルの記事によると、ここ数年は多くの専門家が、BRICSがすでに活力を失い、もはや新興経済体のエンジンではないとの見方を示している。実際は、このような論調はあまりに誇張し過ぎと言える。なぜなら、中国、ロシア、インド、ブラジルの世界最大の新興経済体4カ国に南アフリカを加えると、それ自身が巨大な経済連合体となり、世界人口の41%、世界経済の25%相当の国内総生産(GDP)を持ち、抑え難い連合大国となるためだ。

記事によると、さらに重要なのは、非常に大きな経済総量のほかに、この国々が伝統的な「発展途上国」の概念をすでに超越したこと。インドと南アフリカ以外のBRICS諸国はいずれも外部の援助なく、自ら発展を持続する能力を持つ。高度に工業化された経済や自国の大学と研究開発センター、強大な企業群、台頭する中産階級、膨大な都市人口、次第に高まる消費水準、継続的に更新されるインフラがある。


現在、中国、ロシア、インド、ブラジルが今後数年にわたり強大な成長を再現することを疑う人はおらず、特に国民が繁栄と貧困脱却の実現を強く望んでいることが成長を後押しする見通しだ。

ここ数年の間にBRICS経済は欧州債務危機の影響を受け、中国の工業輸出やロシアの石油販売、ブラジルの原材料販売に損失が及んだ。ただ、西側経済体の回復は、BRICSがかつての優れた空間を取り戻すには十分だった。

中国は、真の危機に陥ったことはなく、経済成長が鈍化したのみで、現在はすでに発展速度が上がっている。ロシア経済は原油価格の下落によって重大な損害を被ったが、現在の経済活動はさらに高いレベルに回復した。ブラジル経済は2年にわたる衰退を経て泥沼から脱却。インドも危機の陰影から抜け出した。

BRICSがグローバル企業と投資家の信用を再び取り戻し、それが各国の通貨高と海外直接投資の急増につながった。


米国の会計事務所UHYの調査によると、2016年のBRICSに対する海外直接投資は、G7よりも35%多かった。BRICSが受け入れた投資はGDPの2.3%に当たり、G7はこの比率が1.7%にとどまる。

この新たな動力がBRICSの株式市場を急速に回復させ、ここ数カ月のパフォーマンスは良好だ。

あらゆるデータが証明するように、BRICSに対する疑念には根拠が無く、これまでに起こった全ての事は発展の道の起伏に過ぎない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月1日

 

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