中国の投融資制度改革に関する法整備が一段と進む見通しだ。国家発展改革委員会(発改委)が先ごろ決定した「2017年経済体制改革の深化に向けた重点活動」によると、今年は政府投資条例が発表される見通しだ。
専門家によると、条例の発表に伴い、毎年数兆元規模と言われる政府投資をめぐり、法に基づく管理のレベルが大きく向上する見通しだ。具体的には、政府投資の計画管理の強化、政府投資の監督評価の強化などが条例に盛り込まれ、市場機能を一段と取り入れたものとなる見通しだ。
政府投資は4つに分類される。①公共事業のような財政直接投資。②政府の国有企業に対する投資。③国有資本の国有企業再投資。④地方政府の企業誘致と資金導入に関わる間接投資。財務レバレッジを利用した社会投資の導入が一例だ。