銀聯クラウド・クイック・パスのQRコード対応商品の地球規模拡大が、中国の決済サービスと決済基準のグローバル化を推し進める。中国人民銀行の范一飛副総裁は5月27日、中国銀聯のクラウド・クイック・パスのQRコード対応商品発表会で、「同商品はの決済を便利にするだけでなく、II類、III類口座の市場応用も実現し、個人口座の分類改革の実践につながる」と述べた。
中国銀聯は北京市で27日、約40行の銀行と共同で銀聯クラウド・クイック・パスのQRコード対応商品を発表した。ユーザーは銀行のアプリでクラウド・クイック・パスが利用できるようになる。これは2015年12月に銀聯クラウド・クイック・パスが発表されて以来のキャッシュカードの産業連合型イノベーションであり、決済方法が増え、社会のニーズに応える最新の成果である。
セキュリティ面について、范一飛副総裁は「産業の各方面はQRコードを使った決済技術と安全を十分に論証し、完備された業務規則、技術基準、リスクマネジメントなどの一連の業務体系を構築した」と強調。現在、中国の決済業の最上部はほぼ整っており、多層的な決済ネットワークが構築されている。うち、キャッシュカードは個人の買い物において現金を使用しない主な決済ツールであり、消費のアップグレード、決済業の情報化の実現において重要な役割を果たしている。
また、「人民銀は新技術のイノベーション・応用に関心を寄せ、産業の各方面が規則に基づきイノベーションを強化し、社会の資産と情報の安全を保障し、ユーザーにより良いサービスを提供できるよう奨励する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月4日