長官は中国の経済状況に触れ、成長が減速していることは確かだが、先進国と比べると今なお高い成長を維持しており、今のところ特に懸念はないと述べた。
一方、経済貿易分野において、米国が最も注視しているのは貿易不均衡問題だと指摘。「この問題の解決策は米国から中国への輸出を増やすことであって、中国からの輸入を減らすことではない。米国が求めるのは自由で公平な貿易環境だ」と述べた。
また、米国が特に注視するもう1つの問題は中国の市場開放だと指摘。「米国はほぼ世界で最も開放された市場といえる。米国は他の国にも同等程度に市場開放することを希望する」と述べた。その上で、こうした「互恵」的な市場環境を築くのは容易なことではなく、米中はこのことについて意思の疎通を図っていると明らかにした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月7日