キューバ・ラテンアメリカ新聞社は6月3日、「改善を見せる北京の大気と水質」と題した記事を発表した。北京市環境保護局が先ごろ発表したレポートによると、2016年の北京の汚染物濃度は減少し、地表の水質環境も改善を続けているという。
同レポートによると、北京の飲料水用貯水庫は1300平方キロに拡大された。化学的酸素要求量とアンモニアの2項目における水質汚染排出量は、それぞれ7.7%と8.1%減少した。 北京市環境保護局の観測処の喬淑芳処長によると、昨年は多くの汚水処理と再生水設備が建設・使用されたため、北京市の汚水処理能力が1日あたり672㎥に向上したという。
また、昨年の北京市は年間PM2.5平均濃度が73マイクログラム/㎥となり、前年より9.9%減少した。二酸化硫黄、二酸化窒素、PM10、一酸化炭素、オゾンなどの大気汚染物濃度も前年度より減少した。 2016年の北京は、大気基準値を満たした日が198日となり、前年より12日増えた。重汚染日は39日だったが、前年より7日減っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月7日