同大臣は、ブラジルでの中国の投資は、エネルギー、交通、金融、インターネットなど多くの分野に広がり、中国資金がブラジル社会の各方面の発展に対し重要な促進作用を及ぼしている上、中国の投資規模は持続的に増えていると説明した。
中巴ファンドのキックオフセレモニーの後、同大臣は、多くの企業がファンド参加に興味を示しており、プロジェクト申請も数多く行われたことを明らかにした。これはポジティブなサインと指摘し、中巴ファンドの先行きに自信を示した。
オリヴェイラ大臣は、過去12カ月間のブラジル外来投資は約860億米ドルに上り、うち中国が大部分を占めたと紹介。中国によるブラジルでの投資の深さと広さについて満足しており、投資規模が持続的に増えるなか、これは両国がすでに得た経済・貿易の実績を強固にすると述べた。
「ブラジルは終始、中国を含む各国の投資家を歓迎しており、ブラジル政府は法律的保障や投資環境などにおいて外国投資家に利便性を提供している」と強調した。ブラジル中央銀行が先ごろ発表した経済指標によると、ブラジルの今年第1四半期GDPは前四半期比1.12%増となり、ここ2年続いた経済衰退から抜け出し、成長軌道に再び入ったことを示した。ブラジルは依然として、外国投資家が信頼し得る投資対象国だ。