ブラジル企画・開発・行政管理省のディオゴ・オリヴェイラ大臣はこのほど、『新華社』記者の取材を受けた際、中国の対ブラジル投資はとても重要で、ブラジルが終始、中国の投資家を歓迎してきたと述べた。中国・ブラジル生産能力拡大協力ファンド(中巴ファンド)の始動が両国の関係をさらに深化させるとの見方を示した。
「2017ブラジル投資フォーラム」が5月30日、サンパウロで開幕。ファーラム開催中に中国とブラジルはファンド・キックオフセレモニーを行った。取り決めによれば、中国側とブラジル側はそれぞれ150億米ドル、50億米ドルをファンドに出資する。双方の共同出資、共同管理、共同意思決定、共同受益のほか、両国は中巴ファンド運用の技術面の細かい事柄について綿密なコミュニケーションをとり、≪中国・ブラジルファンド運用規定≫をまとめた。
オリヴェイラ大臣は、「ブラジルと中国はここ数年、経済・貿易と投資の分野で交流と協力を急速に進め、中国がブラジルにとって最大の貿易パートナーになると同時に、ブラジル最大の外来投資国の一つとなった。中巴ファンドの運用は、両国がこうした分野での協力を深化させ、新たな目玉を開拓する先駆的な取り組みになる」と話した。