2016年、検疫で不合格となった輸入使い捨て衛生用品は3780件で、重量にして2万5958トン、価格にして3億600万ドルだった。件数からみた不合格率は22.0%、重量からみた不合格率は13.6%、価格からみた不合格率は36.7%となり、前年比でそれぞれ5.5%減、23.8%増、33.7%増だった。
同白書によると、2016年、表示面での不合格品は3559件で、価格にして3億500万ドルと全体の94.2%を占めている。機能面での不合格品は13件で、価格にして33万ドル。全体の0.3%だった。貨物包装面での不合格品は164件で、価格にして90万ドル。全体の4.3%だった。他の問題による不合格は27件で、価格にして6000ドル。それ以外にも、毒物学のレポートがないものや、有機商品としての認証がなかったなどの不合格品が17件あった。
商品表示が、依然として輸入使い捨て衛生用品の主な不合格要因となっている。なかでも日韓からの紙おむつやナプキンが不合格品の大多数を占める。その原因は第一に、輸入された日韓使い捨て衛生用品の多くが市場から購入したもので、商品が中国の法律で規定された包装や表示になっていないためである。輸入量が増加を続けていることから、表示による不合格件数が高止まりしている。第二に、輸入商社が中国の検疫要求と表示規定を理解していないためである。多くの貨物に中国表記がないことを、彼らは港湾で初めて知ることになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月12日