李総理の「中国製造2025」、国連高官が各国に「学習」を促す

李総理の「中国製造2025」、国連高官が各国に「学習」を促す。

タグ: 中国製造2025

発信時間: 2017-06-13 15:21:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ハーバード大学の経済学者、ダニ・ロドリック氏はかつて「早すぎる脱工業化」という概念を打ち出した。多くの新興経済国は製造業の早すぎる萎縮により、最終的に「中所得国の罠」に陥るというのだ。2人の国連高官は先ほど文章の中で、中国が実施する戦略は、この世界2位の経済国にまったく異なる発展の道を歩ませようとしていると指摘した。

国連貿易開発会議(UNCTAD)グローバル化・開発戦略部ディレクターのリチャード・コズル-ライト氏、経済事務官のダニエル・プーン氏は「中国の工業戦略に学ぶ」という文章を発表した。文章は、中国が「中国製造2025」戦略により、先進製造業、生産型サービス業、サービス型製造業、グリーン技術に重点的に取り組み、完全な工業化を目指すことで、「早すぎる脱工業化」を回避しようとしていると評価した。

同文章は「李克強総理が2015年に打ち出した中国製造2025ロードマップは、中国の工業現代化をリードしている」とまとめた。

文章によると、中国製造2025の成功は、新興経済国に「中所得国の罠」を回避する模範例を提供し、かつ他国の革新的な実践と政策の評価に貴重な経験をもたらすことができる。

両氏は、中国はこのロードマップに基づき、2025年までに国際的な競争力を持つグローバル企業を育成し、かつ世界バリューチェーンの川上に立つことができると指摘した。また中国の重要産業はその際に、国際的な効率基準を採用済みだという。中国は2035年に完全に工業化を実現する見通しだ。

両氏は文章の中で、中国製造2025の産業政策と金融政策を詳細に整理した。両氏は、中国はこの2つの面で「積極的な実験」を行い、「数多くの革新」を手にしたことで、製造業企業の革新的発展を力強く支援したと判断した。

文章は「同戦略の成功により、新たな成長を生み出す制度面の基礎が備わる。革新のボーナスが経済内で広がるに伴い、中国は高所得国になるという目標の実現に近づくだろう」と予想した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月13日

 

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