香港特別行政区政府は13日、香港がアジアインフラ投資銀行(AIIB)に加盟したと発表した。韓国の済州市で6月16日から18日にかけて開かれる第2回年次総会に、財政司の陳茂波司長が香港代表団を率いてメンバーとして初めて出席する。
香港特別行政区政府新聞処は、立法会財務委員会は香港としてAIIBに7651株の出資をし、うち払込資本は1530万株(12億香港ドル相当、5年払い)、未払資本は6121株。法的手続きが完了すれば、香港はAIIBのメンバーになる。
陳茂波氏は、香港はAIIB加盟の手続きを早急に終わらせれば、香港がAIIB支援の準備を整えたということを示せると話した。
また、「世界の金融の中心である香港には一国二制度という独特な優位性、成熟かつ安定し流動性の高い金融市場があり、国際経験が豊富なトップクラスの金融人材がいる。これらの優位性はAIIBの資金調達をサポートし、違うインフラプロジェクトに融資できる」と話す。
さらに陳茂波氏は、「香港の大型インフラプロジェクトの設計、建設、運営、管理の経験および能力は世界で認められている。香港の専門および金融サービス業はAIIBの成功に貢献するに違いない。また、加盟すると同時に、関係方面にも新たなチャンスをもたらす」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月14日