中国情報通信研究院は13日、「5G経済社会影響白書」を正式に発表した。同白書は、5Gが2030年まで中国の経済産出を6兆3000億元、経済的付加価値を2兆9000億元、雇用機会を800万人分直接増やすと予想した。
中国情報通信研究院は12−13日に開かれたIMT-2020(5G)サミット2017で発表した同白書の中で、汎用目的技術である5Gはモバイル通信発展の新時代を切り開き、経済・社会のデジタル化モデルチェンジを加速し、中国デジタル経済発展を新たな段階に押し上げるとした。5Gは2030年まで中国の経済産出を6兆3000億元、経済的付加価値を2兆9000億元、雇用機会を800万人分直接増やす見通しだ。間接的な貢献を見ると、経済産出は10兆6000億元、経済的付加価値は3兆6000億元、雇用機会は1150万人分。
同白書はまた、中国は5G発展の潜在力を十分に引き出すため、統一的な政策の推進を強化し、5Gの産業化を加速し、ネットワークインフラを事前に整備し、5Gの各業界・分野における融合と応用を掘り下げるべきだとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月14日