「5月に開催された『一帯一路国際協力サミットフォーラム』で中国は、全ての参加国が『パリ協定』に調印するように呼びかけると共に、一帯一路のグリーンな発展を積極的に推進していることに対し、私は特に敬意を表したい」。中国国際貿易促進委員会と中国経団連が共催する「中日環境保護産業協力セミナー」が先ごろ北京で開催された。日本の自民党幹事長特別代表で前環境大臣の望月義夫氏は挨拶の中で、世界の気候変動と環境問題の解決に対する中国の姿勢と行動を高く称賛した。中日両国のセミナー参加者は、積極的に環境保護産業で協力することを通じ、両国の戦略的互恵関係を強化することで一致した。
中国国際貿易促進委員会の姜増偉会長は、「中国は生産や生活のやり方を変えつつあり、産業のバージョンアップを加速させている。それを通じ、グリーンで低炭素の、持続可能な発展を実現させつつある」と述べた。また、「日本の環境保護産業は高度に発展している。中日両国の環境保護協力の将来は明るく、ウィンウィンを実現できる」とも述べた。
在中国日本大使の横井裕也氏もセミナーに参加した。挨拶の場で同氏は、「中国の第13次五カ年計画において、大気、水、土壌の分野において具体的な目標が設定された。この目標を実現するため、中国政府は全力を尽くしている。日中両国が環境分野で合作を強化することは、日中両国関係にとって有益であるだけでなく、アジアないしは全世界の環境保護によっても有意義だ」と述べた。