中国人が最も使う決済アプリはアリペイとウィーチャットである。2016年の中国でのスマホ決済金額は600兆円に上る。店によっては両方使えるところと、片方だけ使えるところがあるため、たいていユーザーは両方ダウンロードしている。
現在大都市でスマホ決済ができない店舗はほとんどない。一旦こうした便利さに慣れればスマホは手放せなくなる。名刺交換の代わりに、スマホで互いに友だちに追加するのが最近のスタイル。買い物決済だけでなく、デートの約束も仕事の連絡もすべてスマホでOKである。
歩きながら電話をしたりメールをやりとりするのは忙しい性格の中国人にはぴったりの道具。こうした風景は中国ではごく当たり前に見ることができる。2014年、人口が14億人に達していない中国のスマホ使用人口は約5.5億人だった。その後現在、同使用人口は8~9億人といわれる。スマホ依存症とも呼ばれるスマホ全盛時代は当分終わりそうにない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月21日