テスラ・モーターズは中国で初となる電気自動車(EV)生産拠点の建設で合意に近づいており、中国市場への進出を拡大することになった。中国は世界最大の自動車市場。米ブルームバーグ(電子版)が消息筋の話として、20日に伝えた。
交渉が非公開のため、消息筋は匿名。同氏によると、テスラは上海市と合意に達すれば、上海臨港開発区で生産拠点を建設する。合意は早ければ今週中。具体的な内容については詰めの段階に入っており、公表の時期は未定。
現行の関連規定によると、テスラが中国で生産拠点を建設するためには、少なくとも1社の中国提携先と合弁企業を設立しなければならない。テスラの提携先がどの企業かはまだ不明。
現地生産の実現は、テスラが中国市場を開拓する上で極めて重要だ。テスラは昨年、中国市場での売上を2倍の10億ドルに拡大した。現地生産の実現により、25%の輸入関税をカットできる。
EVのコスト削減は、テスラが中国市場への進出を強める上で、極めて重要だ。テスラは7月より、より安価なモデル3の生産を開始する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月22日