統計によると、5月の一定規模以上工業企業の付加価値額は前年同月比で6.5%増とやや回復。1-4月の一定規模以上工業企業の利益は前年同期比24.4%増と、実体経済の好転が鮮明となっている。
構造は改革のなかで改善し、原動力はイノベーションの中で成長、品質はモデル転換のなかで高度化する。グローバル経済という舞台の上で、中国経済は安定を保ちつつ前進し、改善に向かっている。これは世界でも注目され、しばしば取り上げられている。
スイスを拠点とする私立ビジネススクール、国際経営開発研究所(IMD)が発表した「2017年世界競争力ランキング」によると、中国は2016年の25位から18位に躍進した。1人当たりGDPが2万米ドル以下の国の中ではトップだった。
国際通貨基金(IMF)は6月14日、2017年の中国の経済成長率見通しを6.7%に上方修正した。
IMFのリプトン筆頭副専務理事は、「中国はより持続可能な成長に向かっており、幅広い分野で改革が進展している。中国は中期的に安全で力強い成長を維持する潜在力を持っている」と指摘した。