中国社科院、第2四半期のGDP成長率を6.8%と予想  

中国社科院、第2四半期のGDP成長率を6.8%と予想  。

タグ: 中国社科院 GDP成長率 

発信時間: 2017-06-29 15:34:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

タスクフォースの報告は「初歩的な予測として、2017年第2四半期のGDP成長率を6.8%増、CPIを1.4%増と予測する」とした上で、第3四半期の工業生産は引き続き穏やかに増加し、投資の増加はやや減少し、消費は穏やかに増加し、輸出が改善される可能性が高いと記す。また、PPIは前四半期より増加率が減速したが、CPIは上昇に転じた。財政拡大は、債務があるためその余地が限られる。通貨政策は中性的な方向へ回帰している。不動産価格と投資増加は、金融のデレバレッジ(債務圧縮)によって制限を受けるとも記している。 

同報告によると、経済成長を阻む主要リスクは、債務不履行と深刻な不良債権、不動産投資とインフラ投資の減速、在庫処理、生産調整、顕在化していない失業問題である。アメリカ経済の好転によるFRB(米連邦準備制度理事会)の利上げや債務削減の進展が、金融市場を大きく揺るがす可能性もある。ユーロ経済圏と日本経済の成長率は予想を下回っており、マイナス金利と量的緩和政策が続くだろう。保護主義が台頭しており、アメリカ新大統領による政策の実際的効果と、同国の経済成長が予想を下回っている状況は、中国の輸出や対外投資に影響を与えるだろう。 

報告は、「国際経済の好転、国際石油価格の下落、穏やかな国内成長政策が持つ余地やポテンシャルの向上により、マクロ政策は意外性に対処する力を強めている。このような経済状況下でチャンスをとらえ、経済成長のレッドラインを下回らない範囲で供給側改革を推進し、経済に潜むリスクを排除し、持続的な経済発展のポテンシャルを高め、経済の健康的発展を促進する」としている。「2017年第3四半期のGDP成長率は6.7%増と予測する。年間成長率6.5%という目標の達成は完全に問題なさそうだ」。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月29日

 

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