専門知識を輸出
中国は長年に渡り、技術改良・インフラ改善の需要を持つ国に、専門知識を輸出するメリットを目にしてきた。東洋・西洋の諸国は長年に渡り貿易を行ってきたが、中国はすでに重心を新興経済体(アフリカなど)に置き直している。これを理解していれば、西側ではなく中国が現在、アフリカにとって最も重要な貿易パートナーであることが不思議ではなくなる。この重心の移り変わりにより、グローバル企業は中国の取り組みを支持し、これらの新興経済体の需要に留意し、これを満たす技術とサービスを提供している。ところがこのような協力は、アフリカのみに留まらない。
中国はさらにカリブ諸国、中央アジア諸国と類似する協力を展開するため、基礎を固めている。これらの投資により、中国のインフラ整備技術・能力は、常に確固たる地位を占めることになる。
世界の工業界における中国の主導的な地位は、すぐに築かれたわけではない。数十年の観察と着実な実施により、中国は今日の強国になった。
インドやブラジルなども、2030年に工業の強い勢力になる。しかしこの2強国のどちらかが、中国の代わりになると判断する理由はない。これまで強かった米国は、2位の座に甘んじることになる。中国の国内総生産は2030年まで2倍になる見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月29日