中国経済の発展に注目することは世界の「必修科目」となった。世界経済に対する中国経済の貢献はますます大きくなり、中国経済の減速は国際社会の懸念を引き起こした。今はこうした懸念が賞賛に変わっている。
『日本経済新聞』は、中国経済の目標成長率について、一昨年が7%、去年が6.5-7%となり、今年も引き続き減速する見込みで、世界が中国の経済成長方式を転換する決意をみたと伝えた。
「成長の減速で、改革にまきを添え、たきぎを加えることを目指しているだけだ」。英『ロイター』の分析によると、このデータは中国経済の現実に沿うもので、市場期待を誘導すると同時に、GDP至上の従来の考え方を次第に弱めた。シンガポールの『海峡時報』も、現在は中国がGDP成長率を絶対目標と定めず、環境適合型経済の発展など質を伴う成長の追及に注力しているとの見方を示した。
中国経済に対する世界の信頼はこうした事実にもとづく。中国経済の減速に伴い、成長の質は大きく向上した。