中国のビッグデータの立ち位置、応用分野で世界をリード

中国のビッグデータの立ち位置、応用分野で世界をリード。 中国のビッグデータの世界での立ち位置について、中国工業情報化部賽迪研究院ソフト研究所の潘文所長は、「ビッグデータ産業は新興産業であり、中国は世界各国と同様、ビッグデータの発展でスタート段階にある…

タグ: ビッグデータ,中国

発信時間: 2017-07-16 09:26:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国は応用面でリード

潘文所長によると、中国のビッグデータの世界への貢献は3点。1.ビッグデータの革新的な応用(中でも消費面)。2.IT企業、ベンチャー企業が技術革新をけん引しており、音声認識、画像理解、テキストマイニングなどで優れた企業を輩出していること。3.中国がすでにデータの生成・ストック量が最大、データの種類が最も多い国の一つであることである。

アップルは米国でモバイル決済を長年展開してきたが、大きな成果を得たとはいえない。一方中国ではレストラン、スーパー、小さな屋台でもモバイル決済ができる。中国の2016年のモバイル決済規模は、米国の50倍に及ぶ。

中国ではビッグデータの応用で世界のトップを走っている。特にサービス分野で、インターネット金融の発展速度は目を見張るものがある。個人の信用履歴、購買パターン、返済能力などのデータが、本人の信用度に結び付けられる。

中国のビッグデータの規模は世界の上位に位置する。エリアを越えてインターネットデータセンター事業を展開する企業は295社。中国のネットユーザー数は7億人を上回り、携帯電話利用者数は13億人超。ともに世界最多である。

中国ではビッグデータはスマート物流にも応用されている。その発展はアメリカよりも優れている。送り主とドライバーをマッチングすることで、輸送コストを5~10%削減することなどにも成功している。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年7月16日

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