CO2排出については、エネルギー効率の向上とエネルギー構造の調整加速で、世界のCO2排出は伸びが鈍化している。中国のCO2排出もすでに減少傾向にある。BPエネルギー統計によると、2016年の世界のCO2排出量は前年比0.1%増加した一方で、中国の排出量は同0.7%減少した。
中国国家発展改革委員会(発改委)エネルギー研究所の周大地・研究員は、「中国の石炭消費量はすでにピークを越えて、減少傾向にある。技術革新と産業発展により、中国では非化石エネルギーの商業化に向けた発展が進んでおり、単位あたりのコストも急速に低下している。中国は第13次五カ年計画の単位あたりGDPエネルギー消費とCO2排出削減目標について計画を上回る成果を実現する見込みだ。CO2排出については前倒しでピークアウトする見通し」だと述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月17日