世界トップ500社、アリババとテンセントが初入選

世界トップ500社、アリババとテンセントが初入選。

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発信時間: 2017-07-21 15:40:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

フォーチュン(中国語サイト)は北京時間20日夜、フォーチュン・グローバル500を世界と同時に発表した。今年はウォルマートが4年連続で首位となった。2位と3位は中国企業(国家電網と中国石油化工集団公司)。中国の入選企業数は14年連続で増加し、今年は115社に達した。アリババ、テンセントという中国IT大手が、今年初入選したことにも注意が必要だ。ところが順位が高いほど、多くの利益を創出しているというわけではない。中国工商銀行は418億8390万ドルの利益により、中国入選企業の首位になった。

500社の所属国を見ると、米国は今年132社、中国は115社、日本は51社。中国は14年連続で増加し、今年は5社増となった。

中国の115社のうち、エネルギー・石油・採掘類の企業が19社、不動産・プロジェクト・建設類が14社、銀行業が9社と多かった。

中国の入選企業は国有・中央企業が依然として高い割合を占めている(中央企業は48社)が、民間企業も台頭の勢いを示している。初めて入選した10社(安邦保険集団、恒力集団、陽光金控、アリババ、碧桂園、テンセント、蘇寧雲商、厦門建発集団、国貿控股集団、新疆広匯)のうち、多くが民間企業だ。

アリババとテンセントが入選

500社に入選している世界IT企業は6社のみ。中国からは今年3社(京東商城、アリババ、テンセント)が入選し、半数を占めた。京東商城は昨年初めて中国IT企業として500社に入選したが、今年はアリババとテンセントが続いた。BAT(百度、アリババ、テンセント)のうち、入選していないのは百度のみ。

京東商城は自社EC事業を中心とし、その売上は主に取引フローとなっている。そのため売上で順位をつける同ランキングでは強みを握り、今年は261位と昨年より105位上げた。ところが赤字企業ランキングを見ると、同社は5億7000万ドルで中国入選企業の首位となった。

これと比べ、アリババは第3者プラットフォームを中心とし、取引フローが売上に計上されていない。しかし近年その他の事業が発展しており、売上が急速に拡大し、今年は462位につけた。

インスタントメッセンジャー、オンラインSNSサービスを中心とするテンセントは、売上が比較的小規模だが、昨年ゲームなどの分野で収入が急増したことにより、478位につけた。

中国の3社の他に、米国のアマゾン、グーグル親会社のアルファベットが引き続き順位を大きく上げた。SNS大手のフェイスブックも今年初入選し、393位につけた。

利益は銀行がリード

2017年のトップ500社のうち利益が最も多かった50社を見ると、アップルが1位だったほか、2−5位は中国4大商業銀行(中国工商銀行、中国建設銀行、中国農業銀行、中国銀行)となっている。しかし利益と規模を兼ね備えるのは難しいようで、5社の収入が大幅に減少した。

うち中国工商銀行の利益は418億8390万ドル(昨年は440億9820万ドル)で、アップルの456億8700万ドル(533億9400万ドル)をやや下回った。中国建設銀行は348億4090万ドル(363億330万ドル)、中国農業銀行は276億8780万ドル(287億3490万ドル)、中国銀行は247億7340万ドル(271億8220万ドル)。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年7月21日

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