このほど発表された『2017上半期通信業界研究報告』によると、中国の4G(第4世代通信規格)携帯電話の新規契約数は2017年1-6月期に1億件を上回り、高い伸びをみせた。
17年6月末時点の2G契約数は3.24億件と全体に占める割合は23.8%、3G契約数は1.52億件で同11.1%、4G契約数は8.88億件で同65.1%に上った。
国の関係当局の統計によると、17年1-6月の全国の携帯電話の通話時間は前年同期を4.7%下回ったほか、全国の固定回線の市内通話時間は前年同期を18.6%下回った。一方、1-6月の携帯電話利用者のデータ通信量は前年同期を147.3%上回った。全国の携帯電話のショートメッセージ (SMS)送信数は前年同期比1.8%減、1人あたりの支出は13.5元だった。
2017年のクラウド・コンピューティングの市場規模は前年同期比30%増の2500億元を上回った。同市場は競争が激化しており、通信キャリアやインターネット大手、通信ベンダー、インターネットデータセンター(iDC)の10数社が勢力争いを繰り広げている。
通信会社の事業投資構成の内訳をみると、ハードウェアが調達額全体の70%と最大のシェアを占め、次がソフトウェアで約15%、サービスサポートは5%以下となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月24日