米ブルームバーグはシティグループ中国チーフ・エコノミストである劉利剛氏の評論を引用し、「6.9%という成長率は、中国経済が安定的に改善に向かい、力強く成長していることを示す。年間のGDP成長率は問題なく6.5%を上回るだろう。この数字は、インフラ投資の年間20%成長、純輸出量の増加、国内の小売総額が予想通りの伸びとなっていることが土台にある」と報じた。米NBC財経チャンネルは、「上半期の経済成長率6.9%を踏まえ、下半期の中国経済は一段と安定的かつ力強く成長する見込みだ」と報じた。
「上半期の中国経済成長率が6.9%に達したことは投資家と政策決定者に強いシグナルを発信した。すなわち中国政府は下半期も世界第2の経済体として安定を維持する力がある」。ウォール・ストリート・ジャーナルは、「前四半期比でみると、第2四半期中国GDPは第1四半期から1.7%増加し、伸び率は第1四半期の1.3%を上回った(季節要因調整後)。これは経済成長のエネルギーが、前年同期比の成長率よりもさらに力強くなっている可能性を示す。中国の監督管理機関は経済の基盤固めに向けた一連の措置を講じた。短期金利の引き上げ、銀行の簿外融資や投資の見直しなどを通じて、経済の貸出への依存度低下を図った。上半期は上記のような経済成長を実現したため、中国政府は下半期の経済成長減速リスクを過度に心配する必要がなくなった」と報じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月24日