中国のキャッシュレス社会、各国がこぞって模倣

中国のキャッシュレス社会、各国がこぞって模倣。

タグ: キャッシュレス 二次元コード

発信時間: 2017-07-24 14:35:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

発展途上国において、消費者と企業がキャッシュレス決済の実現を願うなか、二次元コードはアップルペイやその他の決済サービスを打ち負かしている。中国のこのモデルチェンジは、効果的な見本を示した。この基準はすぐに模倣されるだろう。20日付バンコック・ポストが伝えた。

その他の決済手段と比べ、二次元コード決済はまずクレジットカードを必要としない。貧困国でクレジットカードを持つ人は少ない。アップルペイやその他のNFCサービスは、多くの消費者にとって割に合わない。発展途上国で主導的地位を占める小規模な事業主(飲食店、市場、街頭の芸人など)は、高額な決済端末の費用を負担する理由がない。

これと比べ、微信支付は銀行の口座とスマホがあればいい。上海のラーメン店、深センの街頭の芸人は、無料の微信アカウントを開設し、印刷済みの二次元コードを準備すれば、支払いを受けることができる。中国の大半の地域で、カウンターのそばにこのコードを目にすることができる。微信が中国モバイル決済市場で占めるシェアは、2013年の3.3%から現在の40%に成長している。

他国もこの潜在力を目にしている。マスターカードは昨年アフリカで2次元コードシステムを開始し、ナイジェリアの10万人の事業主を集めている。インド政府も今年2月、インド版の二次元コードを発表した。これはキャッシュレス社会を実現しようとするインド政府の、最新の取り組みだ。タイも同じような熱意を持つ。

しかし最も野心あふれる措置は、EMVCoが先週発表した新たな業界標準かもしれない。今回の二次元コード決済標準には、VISAやマスターカードなど、国際的なカード組織から積極的な反応があった。この中国銀聯による努力は、中国の決済標準を効果的に拡大する。

これにより、同技術は消費者、事業主、政府に対する魅力を増す。中国・深センやナイジェリア・ラゴス地下鉄の芸人の「デジタルチップ」が増えることになる。キャッシュレス社会はすべての予想を上回るほど、早く訪れるだろう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月24日

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