資料によると、1990年代初頭から対外開放政策が始まり、越境観光の発展も始まった。中露両国がそれぞれのテーマでイベントを開催してきた。共催によるイベントでは「国家年」、「言語年」、「観光年」、「青年交流年」などがある。2012年と2013年には両国で「旅行年」を開催し、それ以来、中露越境観光が急速に盛んになった。
満州里市旅游局の資料によると、満州里市は中露蒙三か国の境界に位置する国境税関都市で、最近では“一帯一路”構想や“中露蒙経済回廊”の建設などから、資源の共有、越境観光ツアー開発、共同販促、共同イベント、独自ブランドの構築などを中露両国が協力することで合意した。その後、中国からバイカリスク、イルクーツク、クラスノヤルスク、モスクワ、サンクトペテルブルクなどへのレンタカー旅行、狩猟旅行、青少年サマーキャンプ、越境特別列車などの旅行商品を生み出している。
満州里旅游局外連科の高金栄科長は、「新航路や越境観光列車の開発は、これまで中露越境環境で不足していた運行数の不足を根本的に解決した。国際便の増便が常態化しただけでなく、満州里からイルクーツク、ウラン・ウデ、チタ行きのチャーター便や越境観光列車も開通している」と紹介している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月24日